ムゲンプチプチ ホワイト

ムゲンプチプチ ホワイト

買ってみたんだけど…うーむ…まあ潰す感触はかなりリアルやもしれん。ときどき出る変な音が意外に効果的。ホワイトがいちばんリアルらしいんだけどほんまかな?
この種の「音おもちゃ」を音響メディアとして捉えてみると、そこにはJ.Sterneの言う「耳モデル」と「口モデル」の対立における、後者であったものを前者でシミュレートする機器の急激な量的増大、という方向性が結構明瞭に見て取れる。いうまでもなくLSI(とかって言わないんですかね最近は)の普及と低廉化が、かつてであればあまりにコストがかかり過ぎて電子デバイスによって置き換えることなど考えられなかった「口モデル」のつまらない事象を、容易に「耳モデル」の技術として実現し商品化することを可能にしている…とかいった高説はともかく、この「無限プチプチ」の音はどう聴いてみてもサンプリングには聞こえないんですが。まあしかし、「耳モデル」の発想はこういうとこまで浸透しているということで。だが、実際つぶしてみるとポリ素材の「ぷちぷち」いう物理的な音の方がそれっぽくて、電子的な音とミックスされて聞こえてくるので、美学的には(笑)「耳口モデル」の機器ということにしておこう。
ただ時々聞こえる女性の声はバンダイの女性社員の声のサンプリングだそうです、とどっかで読んだ記憶がある。