ポピュラー音楽とアカデミズム

ポピュラー音楽とアカデミズム

上記、月末で残り在庫の大半が断裁されるとのことで11月以降入手困難となりそうです。
手元に置いておきたい方は最後の機会のようです。
オレの論文はともかく、細川周平さんのジャズ研究レビュー論文と三井徹先生の研究年譜はあとになって読めずに後悔する人が続出すると思うんだけどな…まあええけど。関心あればちょっとでも買ってください。オレも10冊ほど確保はしときます。地球環境保全保全ですねー


高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)

あとこれ。ここ読んでるような人(特に若い文系大学生とか院生とか)は必読。勝手なロマンチシズムで院とか絶対行くな若いのは。この主題はインテリが思ってる以上に一般受け悪い(いやほんまに悪い。編集さんには理解されない)んで新書で出たのは快挙といってよい。いやほんまねえ、文句言う前に読め系の久しぶりの一発。こういうのが今の日本の「英カルスタの政治的カウンターパート」なんですよ。学問的カウンターパートは…あまりないけど。
あと重点化以前の院生だった経験のある関係者が本書の中身に文句つけてどうこういうの、ガクシャである以上、フェアじゃないことくらい理解してくれるよねえ。おまえらがオレたちに何をしてくれた、という根深い恨みは、クモの糸な既得権益にほんとうにほんとうに運良くありつくことがたまたまできたにすぎない私にすらまだ濃厚に残っているのだから。まあきょうび、本書を理不尽にけなすような大学教員(つまりは「自分の若い頃とは全然ちがう状況にある教え子にとって有益な生きる構え」を教えるよりも自分の幻想を守りたい教師、ということだ)に師事するのはやめておくのがいいと思いますよ、というのが、このサバイバルをたまたま生き延びた(かどうかわからんが)元院生の心底からのアドバイスである。