日本ポピュラー音楽学会のウェブサイト、新装開店いたしましたのでご覧ください
http://www.jaspm.org/

私は今年から別担当なのですが、さぼってたリニューアルを南田くんがやってくれました。ほんますまんかった。おかげで昭和感あふれてた旧サイトがようやく21世紀にふさわしくなりました。

ついでに宣伝

デジタルメディア・トレーニング―情報化時代の社会学的思考法 (有斐閣選書)

デジタルメディア・トレーニング―情報化時代の社会学的思考法 (有斐閣選書)

ご恵投賜りましてありがとうございました。まだ読んでないけど南田くんの書いた音楽のとこだけざっと目を通す。クリエイティビティについての人情派な議論は彼らしい(議論のコアがディランですから)。非人情音楽学者としては立場上逆に、デジタルなメディア環境に媒介された「誰が作っているかがどうでもよくなった」音環境認識の社会学的リアリティをこそ重視したいわけなんだけど、そのあたり社会学から見ると逆の視線がいまは必要である、ということなのかもしれない。いずれにせよまたぜんぶゆっくり読みます。

とか思ったのはこれと同時に読んでるからなのな

iPodは何を変えたのか?

iPodは何を変えたのか?

アメリカのITジャーナリストによるiPodルポ。なんでアメリカのIT言説があれほどiPodに熱狂するのかよくわからんかったわけだけど、ウォークマンソニー)へのナショナリスティックな意趣返しという側面もあったのかなー、とか2章ほど読み進めて思う。だって日本のiPodユーザーはもう、9.11の直後に初代iPodが発売されたこととか記憶の彼方だろうに、この本が喚起するのは「アメリ大衆社会の挫折と復活の栄光潭」といった類のディスクールなのだから。