お仕事ふたつ

「北九州という場、抵抗としてのポップミュージック」、『thinking on the borderland(art talk session vol.1: 宮川敬一/都市へ侵入するアーティスト)』、pp.25-36、平成18〜20年度科学研究費補助金若手研究(研究代表者:谷口幹也)研究フォーラム記録集
http://d.hatena.ne.jp/zone1969jp/20080415

北九州市のアートスペース「ギャラリーSOAP」で昨年5月に行ったトークセッションの記録(そのときの日記:http://d.hatena.ne.jp/smasuda/20070528)。宮川敬一さん、毛利嘉孝さん、花田伸一さんとの呑んだくれ談義を、鳴門時代からの友人、谷口幹也氏と藤木雪絵氏が小粋なデザインの冊子にまとめてくれました。自分でいうのもなんですが結構面白い一冊。地方都市で「アート」活動、なんていうときの文脈切断的なコジャレ感が私はほんまに苦手なのですが(ファスト風土まっさかりの環境でアートもくそもないよねえ)、このときの議論はそういう空中浮遊的な日本の「アート」を、乱暴な地方都市の環境にどう再文脈化するかについての有益なヒントが一杯あったように思います(オレの話は高校時代の思い出話を強引に北九州市へのオリエンタリズム的視線とつなげただけですが)。谷口さんから5冊も送ってもらったけど、広く読まれないのはもったいないのでうち2冊を読者プレゼントにしよう!masuda.satoshi@nifty.comまで「なぜこの報告書が欲しいか」を簡単に書いて応募してください。お役にたてそうな方に送料無料でお送りします。〆切は5月10日。発表は発送をもってかえさせていただきます。

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

NHKブックス別巻 思想地図 vol.1 特集・日本

「データベース、パクリ、初音ミク」という論文を書きました。ほんまにへろくて申し訳ない…。一週間前くらいに送っていただいて、さっきようやく全部読み終えたけど他の方々の論文とか対談とかの密度の濃さにアタマがくらくらする。私のは箸休めとしてご笑覧くださいませ。あと、高原基彰くんのすげー面白い論文には訂正箇所がありますのでこちらご参照。http://takahara.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_2099.html