http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/news/080314pcken4.html

ポピュラーカルチャー研究会は明日(というか今日?)です。パワポさっきやっとできた…。まあ私のは前座の場温めということで。三時半に終わりなので即座に昼酒移行と心得られよ>来る人


3月は死にそうに多忙で(特に今週はリアル月月火水木金金)告知遅れましたが『Intercommunication』誌に初音ミクについてちょりっと書きました。

Inter Communication (インターコミュニケーション) 2008年 04月号 [雑誌]

Inter Communication (インターコミュニケーション) 2008年 04月号 [雑誌]

だけどその後、伊藤剛氏の『ちくま』に載った初音ミク論読んで「すみません」感ばかり強まるのでありました。まあようするにオレのは「楽器」vs「キャラ」の双方の綱引きの上に「初音ミク」(ソフトウェア製品)が立っております、ってだけの話なんですけど、伊藤さんのエッセイではその綱引きから『テヅカ・イズ・デッド』でいう「キャラ」である〈初音ミク〉が立ち上がるメカニズムにまで踏み込んでるわけなのね。音楽学者的には「楽器やんけー」ってとこにどうしても引きずられてしまうわけだけど、いさぎよく諦めて「別のもん」カテゴリつくって考える方が生産的なのかしら、と思わされます。
しかもこの同じネタはリサイクルされて、別文脈に置き直したのが某所に出るはずですが…。そっちでも伊藤さんに(少し)絡むことになっておりましてすんませんことしきり。ご容赦くださいまし>伊藤さん

ところでインターコミュニケーションのこの号、なぜか「10年ぶりの音楽特集」とかあちこちで言われてるけど、2001年の35号に「21世紀のための音/音楽ガイド」って特集号が出てますよー。「21世紀の幕開け」的な時代ももう歴史の忘却のかなたなのか。ナップスター騒ぎの余波さめやらぬ時期で、今読むといろいろ面白いドキュメントがいっぱいある(アメリカ議会証言の翻訳とか)。