『TONE』No.4にブルース・スプリングスティーンについて短文を書きました。元ロッキング・オン増井修さんが責任編集を務めるこの雑誌ですが、王道ロック・ジャーナリズムを基盤に幅を広げようと模索中(と増井さんはおっしゃってました)。JTがスポンサーなので、タバコ関係の興味深い記事が毎号載ってる。今号ではグラスゴー在住ライターによる現地事情紹介記事(大川五月)が面白く読めました。NEDs(Non Educated Delinquents)というタームを耳にしてから数年経つけど、一向に日本で「英国サブカルチャー・トライブの最新形!」みたいにもてはやされることがないのは、結局日本のヤンキーと同じグローバルな若者の下流化の一形態に過ぎないからか、それともモッズやパンクスの頃よりずっと英国サブカルチャーアウラが減退したためか、あるいはバーバリー社の日本でのブランド力低下(笑)を危惧してのことか(ネッズの方々はなぜかバーバリーのキャップを愛用するらしく、「バーバリー柄お断り」のバーが英国では増加中らしい)。

これで今年の最後の原稿ですかね。いや、大晦日までまだまだ書き続けなならんのですが…

サンボマスター『新しい日本語ロックの道と光』asin:B0000QX35S New!
ヒートウェイヴ『Long Way for Nothing』asin:B0001924S6 New!