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小川博司・小田原敏・粟谷佳司・小泉恭子・葉口英子・増田聡『メディア時代の広告と音楽――変容するCMと音楽化社会』（新曜社）ISBN:4788509709。増田は第２章を担当。題材は『その音楽の〈作者〉とは誰か』（みすず書房）の広告音楽制作分析の章で取り上げたものとほぼ同じだけど、そもそもこっちの研究プロジェクトがきっかけで調査を行ったテーマなので、広告音楽の総合研究としてのこの本で読んでいただけるとまた新たな発見があるかと思います。ようやく出ましたよ…＞関係者

で、もひとつ重要なのがこの本。

デジタル音楽の行方

yomoyomoさんの翻訳で'The Future Of Music: Manifesto For The Digital Music Revolution' ISBN:0876390599。解説は津田大介氏。原書は『音楽未来形』ISBN:4896918991期に同じようなタイトルで出た本で、少なからぬご縁を感じていたわけであるが、内容はわれわれの本よりずっと現場寄りで、かつ「音楽の未来」についての実効的な提言とコンセプトを本格的に提起している一冊。『未来形』読んだ人の不満（「おいどこが未来やねんなー歴史と現状の話ばっかやないけー」とかいった）を大いに補って余りある待望の本なので必読ですよ−。

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