出たもの

増田聡(責任編集)「第4回ポピュラーカルチャー研究会報告書:テーマ〈声〉」、『ポピュラーカルチャー研究』(京都精華大学表現研究機構)Vol.1 No.4 2007、pp.1-63

京都精華大でやってる研究会の報告書。3月に増田がコーディネーターやった「声」についてのシンポジウム
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/news/080314pcken4_2.html
の記録です。小松正史さんと今井隆介さんとの3人の報告と質疑応答。
市販してないので、7〜8冊もらってきたのを読者プレゼントします。masuda.satoshi@nifty.comまで送り先をゆうてくれたら発送します。先着順。この報告書シリーズ、けっこうお金かけて作ってるのにあまり読まれてないのがもったいないので。ただまあ、住所と名前だけ書いて「本送れ」だけだとこちらもちょっと送りづらいんで、面識ないかたはどんなことやってるか、とか簡単な自己紹介おねがいしますね。あとそうだ、Perfumeの3人の中では誰がいちばん好きか、を必ず書いてください(いや他意はないんですがなんとなく)。別に「かしゆか」と書かないからといって送るのやめたりしませんから(笑)

増田の報告は『思想地図』に書いた論文の背景を成す問題系で、声に関する文化理論の整理とメディア論的な見地からの声の現状について初音ミクを例に論じたもの。ちょうど東浩紀さんが次号の『思想地図』で声優の声についての論文募集してますけど
http://www.hirokiazuma.com/archives/000431.html
この報告書の中身まとめ直してアプライしようかと一瞬思ったけどさすがに何なのでやめときます(笑)。投稿を考えてる方がいましたらお送りするのでどうぞ使ってください。特に今井さんの、アニメの声と人格性についての議論はこのテーマについて非常に参考になる内容かと思います。声についての議論って思いのほか理論的には未開拓だと思うんで、こういうちまちました積み重ねが何かの役にたてばいいんだけど。